白布峠（山形県）

　山形と福島の両県にまたがる白布峠を目指した。福島側の裏磐梯は桧原湖や小野川湖、秋元湖などの湖が点在し、写真愛好家にとっては人気スポットのひとつになっている。通称西吾妻スカイバレー（県道２号）で桧原湖をすぎ高度を上げていくと東鉢山七曲の展望台に着く。
そこから裏磐梯を一望できる。さらに高度を上げていくと白布峠に着く。峠には、広い駐車場やトイレの設備もありゆっくり散策できるが展望はないので山形の米沢に向かい降りはじめる。すると目を見張るほどの光景が飛び込んでくる。山肌が燃えるような紅葉につつまれた錦平である。金糸銀糸を織り交ぜ、さまざまな色合いはまさに錦絵である。ただ美しいと言うしかない。ため息がでるほど感嘆し峠を後にした。

　途中、白布温泉で湯を借りる。今から７００年前に開湯した古湯で湯治場として江戸時代には、東北の三大湯として広まっていたようである。寛政２年（１７９０年）財政に困窮した米沢藩を立て直した名藩主上杉鷹山が湯治した記録もあるように昔から癒しの一帯である。

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★白布峠へのアクセス

・磐越道猪苗代湖磐梯高原ICから国道１１５号、県道２号で白布峠まで約４０分。JR米沢駅から県道２号で車で峠まで約４０分。

★周辺の見所

・峠近くの天元台高原はロープウェイもあり空からの散策もできる。冬場はスキー場として知られている。

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